高精度用背面主軸チャック仕様の自動盤を使用した、同軸度変更によるサイクルタイムの短縮

提案内容	同軸度における過剰設計の防止
提案効果	サイクルタイムの短縮

Before

背面Φ0.01　

製品の機能を実現するうえで、小さい同軸度が必要になる場合があります。高精度用背面主軸チャック仕様の自動盤による加工で、小さい同軸度を実現しようとする場合、自動盤の主軸側のみでしか加工できないことが多いです。具体的には、同軸度が◎Φ0.01以下だと、主軸側のみで加工する必要があるため、加工時間がかかってしまいます。

After

背面　◎Φ0.03 又　◎Φ0.02

同軸度が◎Φ0.01以下だと、主軸側のみで加工する必要があるため、加工時間がかかってしまっていたところ、同軸度を◎Φ0.03に落とした場合、加工バランスが取れて、主軸側と背面主軸側が同時に加工ができます。製品の機能を実現するうえで同軸度が◎Φ0.03でも問題なければ、同軸度を変更することで、サイクルタイムの短縮化に繋がります。

ポイント

高精度用背面主軸チャック仕様の自動盤で加工する際、小さい同軸度が要求される場合、自動盤の主軸側のみでしか加工できないことが多いです。しかし、設計者の方とお話を進めていく中で、実はそこまで同軸度を小さくする必要がない、といったケースがよくあります。量産自動盤加工.comを運営するキュリアス精機ではそうした過剰品質の設計を防止することを含め、あらゆる角度からVE提案いたします。是非、お気軽にご相談ください。

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