面粗度変更によるコストダウンとリードタイムの短縮

提案内容	面粗度における過剰設計の防止
提案効果	コストダウン、リードタイムの短縮

Before

切削+研削加工

表面をできるだけ滑らかに仕上げたい場合、面粗度をできるだけ小さくする必要があります。滑らかな表面を実現させるため、面粗度を小さくする必要がある場合、切削加工の後に研削加工が必要になることが多いです。具体的には、求められる面粗度がRz1.6以下になると、求められる面粗度を満足させるためには、切削加工に加えて研削加工を行う必要があります。

After

切削加工のみ

面粗度Rz1.6以下では切削加工に加え研削加工が必要であるところ、面粗度をRz3.2に落とした場合、切削加工のみで要求する面粗度を実現可能になります。そのため、面粗度を変更できる場合は、面粗度Rz3.2以上にすることで、研削加工の工程が不要になります。研削加工が不必要となった分コストダウンが可能となり、リードタイムの短縮にも繋がります。

ポイント

滑らかな面粗度が要求される場合、切削加工の後に研削加工が必要になることが多いです。しかし、設計者の方とお話を進めていく中で、実はそこまで滑らかな面粗度を求める必要がない、といったケースがよくあります。量産自動盤加工.comを運営するキュリアス精機ではそうした過剰品質の設計を防止することを含め、あらゆる角度からVE提案いたします。是非、お気軽にご相談ください。

コストダウン事例一覧に戻る

VA/VE事例