合金工具鋼
合金工具鋼とは、炭素工具鋼と比較して焼入れ性を向上させ、焼割れやひずみの発生を防止するために炭素鋼にマンガン、ニッケル、タングステン、バナジウムなどの合金元素を1種以上添加して耐摩耗性、耐衝撃性、変形抵抗性、耐熱性などを付与した工具鋼です。JISでも切削工具鋼として8鋼種、耐衝撃工具鋼として4鋼種、冷間金型用として10鋼種、熱間金型用として10鋼種の全32鋼種も規定しています。切削工具鋼と耐衝撃工具鋼は、クロムだけでなくタングステン、バナジウム、ニッケルなどを複合添加するために炭素鋼に比べて焼入性、耐摩耗性、耐衝撃性に優れています。冷間金型用鋼はマンガンやクロムを添加することで一般的に焼入れをすると変形する鋼の性質を抑制すると同時に耐摩耗性に優れています。
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