用語集

クロムモリブデン鋼とは、鉄にクロムとモリブデンを添加した合金鋼で炭素を0.1～0.5％、クロムを0.9～1.2％、モリブデンを0.15～0.45％の範囲で含むものと規定されています。クロムとモリブデンの2種が含有していることから高い強度と靭性（粘り強さ）を得られるため、強度や耐摩耗性を必要とする機械部品などに多く採用されています。しかし、クロムの含有量がそれほど多くはないため、ステンレス鋼に比べると耐食性は弱くなるため、使用後の錆に注意が必要となります。クロムモリブデン鋼の代表的な材種としてSCM435が挙げられ、加工性と溶接性が良好であることに加え、美観性の高い仕上げを実現することが可能です。

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