継手ナット
材質 | SUS316 |
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業界 | 産業機械 |
加工工程 | 自動盤加工 |
サイズ | H26×23 |
こちらの製品は、産業機械向けの継手ナットです。
材質がSUS316のステンレス難削材かつ、内径ネジ穴の加工が必要のため、
・切粉の処理
・クーラントのかけ方
の2つが重要です。
まず、切粉の処理を行うために、自動盤を用いて、振動切削を行いました。
振動切削は、ワークを切削方向に振動させ、同時制御により「振動」と「主軸の回転」を同時に制御して切削する加工方法です。それにより、切削時にエアカットの時間を設けることができ、切粉を分断して切削することができます。
自動盤で振動切削を行うには、自動盤に付加価値装置を付ける必要があります。当社では、振動切削ができる付加価値装置が付いた自動盤を保有しているため、ステンレスの難削材かつ、内径ネジ穴のの加工においても、切粉の処理を容易に行うことが可能です。
また、当社ではステンレス難削材の加工時は、高圧クーラントを利用して切削点にピンポイントで切削油がかかるようにするといった工夫をすることで、刃具の冷却と切粉の処理を同時に行っています。
当社では、本事例のように、ステンレス難削材の高精度加工品の量産を得意としています。お気軽にご相談ください。