ノズル加工|キュリアス精機株式会社(愛知県)
今回の記事では、ノズル加工におけるポイントについて紹介します。
ノズル加工
ノズル加工とは
ノズルとは、先端から液体・気体・粉体を噴出する部品です。エアノズル、スプレーノズル、アジャストホースの3種類に分類されます。射出成形機や医療機器の部品、自動車部品などに使用されています。
当社では、自動盤や旋盤加工機を用いた加工、また旋盤加工+細穴放電加工・マシニング加工などの複合加工にてノズル加工を行っており、カーエアコン部品のノズルをメインに量産加工しています。
当社におけるノズル加工の対応可能範囲は、
・最小ノズル穴径:φ2~
・最大ノズル穴深さ:アスペクト比10倍(テーパーの角度次第)
です。
ノズル加工の量産におけるポイント
ノズル加工の量産におけるポイントは、主に次の2つです。
1.内径のテーパー加工
ノズル加工において難しい点は、内径のテーパー加工です。内径のテーパー加工の際、刃具の先が全面当たりして、加工負荷が掛かり刃具が折れやすくなります。
そのため、当社では特殊刃具メーカーと協力しながら、切削性と刃具の合成のバランスがよい形状の刃具を製作しています。これにより、高精度なテーパー加工を実現しています。
2.クーラントのかけ方
クーラントは、ワークと刃具表面に油の膜を作り、潤滑・冷却・洗浄をする役目を果たします。ノズル加工時は、熱が逃げにくくなるため、高温になりやすく、刃具の寿命も短くなります。その発熱を抑えるためにクーラントが重要になります。
当社では、高圧クーラントを利用して切削点にピンポイントでクーラントがかかるようにするといった工夫をすることで、刃具の冷却を行い、長く使用することができ、切粉の処理も同時に行っています。
ノズルの加工事例
流体用ノズル
こちらは、流体用のノズルです。
上記のノズル加工のポイントでご紹介したように、
1.内径のテーパー加工
2.クーラントのかけ方
の2つが加工時におけるポイントです。
特に、内径のテーパー加工は、切削性と刃具のバランスが重要になり、当社では特注の刃具メーカーと打ち合わせを行い対策をしています。
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こちらの記事では、ノズル加工についてご紹介しました。
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